大型アップデート · 公式情報の整理

LUNA 3.0 FreeとStudioの違い:無料版の機能と選び方

LUNA Freeは録音・MIDI・ミックスと4トラックのステム分離に対応。Studioの6トラック分離、Audio-to-MIDI、付属ARAとの違いを、PC・認証条件とともに比較します。

公式資料をもとにした紹介です。実使用・試聴・測定によるレビューではありません。掲載リンクは通常リンクです。

LUNA FreeのMIDI編集画面を表示したモニター。ピアノロールと音源の画面が見える。
LUNA FreeのMIDI編集画面。画像:Universal Audio公式プレス素材。掲載画像は実使用検証の記録ではありません。 配布元

LUNA Freeは無料で何ができる?

9月15日に公開されたLUNA 3.0は、macOS/Windows向けDAWの大型更新です。LUNA Freeでは録音、MIDIの打ち込み、ミックス、書き出しができ、トラック数や利用期間の制限、書き出しへの透かしはありません。UA製インターフェースも必須ではありません。

無料版にもLUNA Play、ピアノロール、4トラックへのステム分離、8種類のUADプラグインが含まれます。今のDAWに慣れていて必要な作業ができているなら、乗り換えを急ぐ必要はありません。

録音と打ち込みを始めるだけなら、まずFreeで試せます。ステム分離のために必ずStudioを買う必要もありません。 分離数を6トラックに増やしたい、録った音をMIDIへ変換したい、付属ARAや内蔵ミキサー拡張を使いたい場合にStudioを比較します。分離の精度や仕上がりを実測した評価ではなく、使える機能による選び分けです。

今のPCとプラグインで使えるか

2026年10月8日に確認した公式動作要件では、次の条件が案内されています。Free/Studioの機能差を見る前に、録音に使うPCと保存先を照合してください。

確認項目 公式案内と選ぶときの注意
OS macOS Big Sur 11・Monterey 12・Ventura 13・Sonoma 14・Sequoia 15・Tahoe 26、またはWindows 10の64bit版/Windows 11
CPU・RAM Intelクアッドコアi7以上またはApple silicon、メモリ16GB以上を推奨。最低動作条件としての数値ではありません
空き容量 システム領域に600MB。追加音源や録音データの容量は別に必要です
制作データの保存先 SSDを推奨。SSDの対応形式はMacがAPFS、WindowsがNTFS。exFAT/FATなどは非対応です
導入・認証 UAアカウント、UA Connect、iLokアカウントとiLok License Managerが必要。UA Connectは導入後も残しておきます

Windows版の公式FAQでは、MacとWindowsの間でLUNAセッションを開ける一方、Macで使ったAUプラグインはWindows側では読み込めないと説明されています。両方の環境で制作を続けるなら、両方に対応するVST3版を選び、同じプラグインを用意することが前提です。LUNA向けSpitfire音源は、Mac/Windows間の共通読み込みの対象外です。

他社のインターフェースを持っていても、LUNAのためだけにApolloへ買い替える必要はありません。Apolloと連動する録音機能を使う場合は別の接続・ドライバー要件があるので、自分の機種を公式対応表で確認してください。

Studioを選ぶのは、追加機能が必要になったとき

横にスクロールできます。キーボードでは表にフォーカスして矢印キーで移動できます。

作業・機能 Free Studio
基本の録音・MIDI・ミックス 対応 対応
ステム分離 4トラック 6トラック
Audio-to-MIDI 非搭載 搭載
歌詞文字起こし 非搭載 搭載
外部機器を組み込むHardware Inserts 非搭載 搭載

StudioにはAPI・Studer・Ampexの拡張、Melodyne Essentialを含む6種類のARAプラグインも付属します。ただし、付属するというだけで上位版を買う必要はありません。必要な機能が既存ソフトと重複していないかを確認しましょう。

付属Melodyneから上位版を検討する場合は、エディションと購入資格のガイドで必要な編集機能を整理し、手持ちのライセンスがupgrade対象かを購入前に確認してください。

買い切りと契約利用を分けて考える

Studioの発表時の買い切り価格はUS$199。日本の税込価格を示したものではありません。UAD Spark Studioの契約でも利用できますが、継続支払いや解約後の利用条件は買い切りと異なります。

LUNA Proを持っている場合は、通常の新規購入を選ぶ前にupgrade価格を確認してください。付属ライセンスの条件と手持ちの製品との重複も確認しましょう。無料版で自分の曲を試し、必要な追加機能がはっきりしてから有料版へ進む方法もあります。

ほかの無料DAW・音源とも比べたいとき

費用をかけずに始めたい場合は、LUNA Free・Live Lite・REAPERの入手条件の違いも確認できます。無料DAW、機材に付属するライセンス、期限付きの試用は別です。特にREAPERの60日試用を無期限無料と混同しないようにします。

LUNAに追加するシンセを探すなら、VitalとSurge XTの無料版比較へ。音作りの方法と対応形式を合わせて選べます。UADプラグインや契約をまとめて検討するときは、UAD Native・DSP・Spark Studioの購入ガイドで、処理する場所とライセンスを先に整理してください。

導入先と購入条件

確認した公式資料

価格・付属品・動作条件は変更される場合があります。購入時に公式の現行条件を確認してください。