購入ガイド

Melodyne 5の版選びと購入条件

essential・assistant・editor・studioの違いを、必要な編集から比較。通常版とアップグレード版の購入資格も確認します。

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先に結論

  • 基本の単音補正はessentialも候補。ビブラートやフォルマントを個別ツールで詰めるならassistant以上。
  • 和音の中の音を編集するDNAはeditor以上。別トラックのノートをまとめて編集するならstudio。
  • 手持ちのライセンスを先に確認。アップグレード版は、指定された元ライセンスを持つ人向け。
この記事の目次

VOCAL EDITING

必要な編集から、版を絞る。

Melodyne essential

基本補正なら、essentialも候補。

単音の音程・位置・長さを基本ツールで補正。全ツール、和音の音別編集、複数トラック同時編集が必要なら上位版を検討。

通常版とアップグレードの資格を確認

必要な作業が、その版にあるか。

表は横にスクロールできます。項目名は左に残ります。機能確認:2026.10.05

編集することMelodyne 5essentialMelodyne 5assistantMelodyne 5editorMelodyne 5studio
基本の音程・位置・長さ対応対応対応対応
全ツールで声の細部を編集なし対応対応対応
音をMIDIとして書き出すなし対応対応対応
和音の中の音を個別に編集なしなしDNAで対応DNAで対応
複数トラックをまとめて編集なしなしなし対応
倍音を扱うSound Editorなしなしなし対応

「複数トラックをまとめて編集」は、一つのMelodyne画面で別トラックのノートを同時に選択・編集する機能です。DAWにプラグインを挿す本数とは分けて考えます。

先に、今のDAWと付属ライセンスを見る

歌の音程を少し直したいとき、最初から最上位版が必要とは限りません。今のDAWの編集機能で目的を満たせるなら、追加購入を見送る選択もあります。手持ちの機材・ソフトにMelodyne essentialが付属している場合も、取得・登録条件を確認してから通常版を買い直すかを考えます。

Focusrite付属のessentialについても、Celemonyは上位版へのアップグレードを案内しています。登録できる付属ライセンスがあるなら、機能を確認する前に新規通常版を買い直さないようにしましょう。

一方、「ノートごとにビブラートを調整したい」「ピアノの和音の一音だけを変えたい」「別々に録ったコーラスを一画面で直したい」は、必要な版が分かれる作業です。曲のジャンルではなく、どの編集を行うかを購入理由にしてください。

essential:音程とタイミングの基本補正をする

essentialは、主に一度に一音が鳴る歌や楽器の基本補正から始めたい人の候補です。Main Toolで音程・位置・長さなどを扱い、補正マクロも利用できます。詳しい機能は公式のessential案内で確認できます。

ただし、下の版だから「すべての編集が簡易版でできる」とは考えないでください。ビブラート、フォルマント等の専用ツール、和音内の音の個別編集、複数トラック同時編集は、ここから上位版を検討する理由になります。現在の基本補正で困っていないなら、そのまま使う選択もあります。

assistant:一つの声の細部を詰める

assistantから全ツールとパラメーターのインスペクター、Audio-to-MIDIを使えます。声の音程だけでなく、ビブラート・ピッチドリフト・フォルマント・ダイナミクス等を個別に調整したいときに検討します。assistantの公式説明が、全ツールの対象を示しています。

単音のボーカル編集が主目的で、和音の個別編集を必要としないなら、editorへ上げる理由は別に探す必要があります。逆に、ピアノやギターの和音を構成する音を動かしたいなら、assistantの全ツールという説明だけで足りると判断しないでください。

editor:和音の中の音をDNAで編集する

editorはassistantの機能に加え、DNA Direct Note Accessを持ちます。たとえば、単独で録ったピアノやギターの和音の中の音を編集したい人の候補です。声だけを詳しく補正するためにDNAが必須、という意味ではありません。editorの公式説明は、この機能と上位のテンポ・音階機能を案内しています。

DNAという名前から、あらゆる混ざった音を完全に分離できると期待しないでください。自分が編集する素材で試し、ノートの検出と変更結果を確認してから買うのが確実です。この記事は分離品質や音質を実測して比べたものではありません。

studio:別トラックをまとめて扱う

studioを選ぶ理由は、バックコーラス等の別トラックを一つの画面に表示し、関連するノートをまとめて編集する作業です。Sound Editorによる倍音を扱う編集も、この版の機能です。studioの公式説明で、マルチトラックの対象を確認できます。

DAWに複数のMelodyneを挿すことと、一つのMelodyne画面でトラックをまたいでノートを選択・編集することは違います。また、ARA対応DAWを使うだけで、essentialやassistantにstudioの編集機能が加わるわけではありません。どの手間をまとめたいのかが明確なら、studioを選ぶ理由になります。

通常版・アップグレード・アップデートを区別する

購入するのは機能名だけではなく、自分のライセンスから使える商品です。安く見える商品でも、条件を満たす元ライセンスがなければ、その商品を選べません。

表記 確認すること
新規通常版 Melodyneを初めて買う人向け。必要なエディションと納品方式を確認
essentialからassistant等へのアップグレード 指定された元のエディションを所有し、登録できているかを確認
Melodyne 4 studioから5 studio等へのアップデート 元のエディションとバージョンが対象に一致するかを確認

Celemony公式の対象一覧では、同じ行き先の版でも、元の版・バージョンごとに商品が分かれています。付属essentialを持つ場合も、MyCelemonyの登録済みライセンスを確認してから該当商品を選んでください。

公式ヘルプでは、アップグレードや有料のメジャーアップデートで旧ライセンスが新ライセンスに置き換わることも説明されています。同じDAW内で旧版と新版を別プラグインとして並べて使う買い方にはなりません。

メーカーの「定価差額で上位版に進める」という説明は、どの販売店・セールでも購入総額が必ず同じになる保証として扱いません。通常版とアップグレード版の現在の支払総額、対象資格、税・通貨・納品方法を、その購入先で比べます。

OS・認証と、DAWでの使い方も先に確認する

公式の技術情報は、単体起動とDAW内の動作を分けています。プラグインのVST3・AU・AAX、ARA連携については、使うDAWの対応も必要です。ARAの利用範囲はDAWごとに異なり、Melodyne単体が動くだけで同じ連携が使えるとは限りません。

認証はコンピューター、または対応するiLok USBドングルで行いますが、essentialはコンピューター認証のみです。初回認証にはインターネット接続が必要です。認証の公式ヘルプによると、iLok CloudとiLokによるコンピューター認証は非対応です。Celemony自身のコンピューター認証は別の方式で、iLok USBは必須ではありません。

Apple SiliconでのMelodyneのネイティブ動作と、Logic ProでのARA連携も別です。確認時点のCelemonyは、LogicのARA利用についてRosetta起動の条件を案内しています。Windows Armも、他の機材のドライバーが対応しているだけでMelodyneとDAWの組合せを対応済みにしないでください。購入直前は公式の現行情報と、自分のOS・CPU・DAWを照合します。

試用では、買う予定の版に切り替える

公式の30日試用は初期状態でstudioとして動きます。そこで使えた機能が、購入予定のessentialでも使えるとは限りません。HelpのLicenseから版を切り替え、買う予定の版で同じ作業ができるかを確認してください。新規試用は登録時と起動ごとにネット接続が必要です。試用期間終了後もessentialを無料で使い続けられる、という案内ではありません。

試用中に小さい版へ切り替えた選択は、再起動するとstudioへ戻ります。起動後にも版を確かめてください。

既存のessential等からstudio試用モードに進む方法も、公式ヘルプにあります。既存ライセンスから始めた試用は、期間終了後に元の版へ戻ります。編集済み内容の再生は保たれますが、その後の編集は元の版の機能に制限されます。試用を始める前に作業中のプロジェクトを複製し、必要な編集結果を書き出しておくと、試用の終了後に作業を戻しやすくなります。

注文直前の確認

  1. 今のDAW・付属ライセンスでできる範囲を確認した。
  2. 必要な編集が、買うエディションの機能にある。
  3. 通常版か、対象資格を満たすアップグレード/アップデート版かが一致する。
  4. OS・CPU・DAW・ARA・認証方式を、自分の環境で確認した。
  5. 購入先の現行価格、通貨、納品・返品条件、日本語サポートの窓口を確認した。

録音側の入力と接続をこれから用意する場合は、宅録の選び方と接続・付属品のチェックも確認できます。

WHERE TO BUY

版とライセンス条件を確認して、購入先へ。

以下は新規通常ライセンスの確認先です。既存ライセンスを持つ方は、本文のアップグレード確認先へ。価格、通貨、納品方法、返品条件は購入ページで確認してください。

確認した一次資料

製品仕様・対応環境の確認日:。購入時はメーカーと販売店の現行条件を再確認してください。

  1. Celemony:Melodyne 5の4エディション・公式機能表
  2. Celemony:essentialの通常ライセンス
  3. Celemony:assistantの通常ライセンス・アップグレード
  4. Celemony:editorの通常ライセンス
  5. Celemony:studioの通常ライセンス
  6. Celemony:アップデート・アップグレードの対象一覧
  7. Celemony:OS・認証・DAW・ARAの現行対応情報
  8. Celemony:Focusrite付属essentialと上位版への移行
  9. Celemony:ライセンス変更と旧版の併用条件
  10. Celemony:認証方法・iLokの対応範囲
  11. Celemony:新規30日試用の条件
  12. Celemony:既存ライセンスのstudio試用モード

ソフトの解析精度・音質・動作速度を実測した記事ではありません。 用途への適合は、記載した仕様からの編集判断です。