比較

Scarlett Solo・2i2・M2比較:入力と操作で選ぶ

マイク入力・ゲイン補助・MIDI・電源の違いで選びます。Scarlettは第4世代の単体を比較します。

先に結論

  • マイク1本+楽器直結ならSoloも候補。2本のマイクなら2i2かM2。
  • 2i2はAuto GainとClip Safe、M2は入力別の48V・MONやDIN MIDIが選び分けの理由になる。
  • 3機種ともアナログ同時2ch、ヘッドホン1端子。ループバックを物理入力数に足さない。
この記事の目次

作業に関係する違いだけ、並べる。

表は横にスクロールできます。項目名は左に残ります。仕様確認:2026.10.05

比較する点FocusriteScarlett Solo第4世代 / 単体FocusriteScarlett 2i2第4世代 / 単体MOTUM2M2 / 単体
マイク入力1本2本2本
アナログ入力マイク1 + 楽器/ライン1XLRとTRSで2chを共有コンボ入力2ch
マイクゲイン範囲57dB69dB60dB
自動レベル補助なしAuto Gain / Clip Safeなし
直接モニターDirect Monitor 切替Direct Monitor モノ/ステレオ入力ごとのMON / ステレオ切替
向く使い方歌1本、歌とギター直結マイク2本、入力調整の補助2入力、画面でのレベル確認
見落としやすい点マイク2本の同時録音には不向き4つの端子を4本同時には録れないAuto Gain / Clip Safeはない

数値の大きさを、音の良さの順位として扱っていません。ループバックは物理入力とは別です。

端子が4個でも、2i2は4本同時に録れない

2i2 第4世代には、背面XLRが2個と前面ジャックが2個あります。ただし、入力1同士、入力2同士でそれぞれ共有されます。前面ジャックを挿すと、その番号のXLR入力が使われなくなります。

例えば歌のマイクをXLR入力1、ギターを前面入力2へつなぐ構成は可能です。XLR入力1と前面入力1を別々の音源として同時に録ることはできません。DAWの入力3・4はループバック用で、PCの再生音を取り込む経路です。メーカーFAQがこの違いを明示しています。

Soloもアナログ2chですが、マイクプリアンプは1本です。M2は2つのコンボ入力を持ち、マイク・ライン・楽器の接続に使えます。「2入力」の一語でこの3台を同じ構成と考えないのが、最初の選び分けです。

録音レベルの補助を使いたいなら2i2

2i2のAuto GainとClip Safeは、入力ゲインを扱う補助機能です。初めて歌を録るときや、演奏中に音量が変わるときの選択理由になります。一方、SoloとM2にはこの2つの自動機能がありません。

2i2のマイクゲイン範囲は69dB、Soloは57dB、M2は60dBです。小さな信号を扱う際の判断材料にはなりますが、この数値だけで音質順位や「どのマイクでも十分」を決められません。マイク感度、声量、距離、必要な録音レベルを合わせて考えます。

Clip Safeは、ソフト側で録音済みの歪みを直すものではありません。176.4 / 192kHzで使えない点も含め、実際の録音設定で必要な機能かを判断してください。

入力別の操作やMIDI端子を使うならM2

M2は各入力の48VとMONを個別に切り替えます。2i2の48Vは両方のXLRへ一括で供給されます。マイクの組合せを変える人は、この操作単位を確認してください。接続するマイクのメーカー指定に従い、48Vが必要な機材だけを適切に扱います。

M2のDIN MIDI入出力は、DIN端子を持つ音源や鍵盤をつなぎたい場合の理由になります。Soloと2i2にDIN MIDI端子がないことは、USB MIDI鍵盤をPCへ直接つなげないという意味ではありません。

M2のRCA出力はTRS出力と同じ音を出します。既存のRCA接続機器へつなぐ選択肢として使えますが、4つの独立した出力チャンネルにはなりません。

直接モニターと、別々のヘッドホンミックスは別

Soloは本体の直接モニターをオン・オフし、2i2はモノ・ステレオも選べます。M2はMONを入力別に操作し、長押しすると入力1を左、入力2を右で聴くステレオ監視に切り替えられます。

M2にはM4のInput Monitor Mixノブはありません。M4の写真や解説をM2の操作説明として読まないようにしてください。Soloと2i2はControl 2で入力音とPC再生音のミックスを調整できます。

3機種ともヘッドホンは1端子で、ライン出力と同じ信号を聴きます。音量ノブが別でも、二人に異なるミックスを送れる構成とは違います。録りたい人数と、聴かせたい音を分けて考えましょう。

電源と付属ソフトを、型番と同じくらい確認する

3機種ともUSB経由で給電します。2i2にはデータ用USB-Cとは別に5V DCの給電端子があり、PCからの電力が足りない場合の追加給電に使えます。充電器やケーブルの条件は、購入チェックリストと現行の公式サポートを参照してください。

付属のDAWやプラグインは、製品登録、ライセンス条件、各ソフトの対応環境を確認して利用します。バンドル名が似ていても、全製品が永続・フル版という意味ではありません。中古品では、同じ付属ソフトを新たに取得できると決めつけないでください。

今の機材から買い替えるべきか

今の機材で必要な本数を録れ、接続と対応OSも満たせているなら、比較表だけを理由に買い替える必要はありません。買い替え理由は「マイクを2本にしたい」「入力別の48V操作がほしい」「自動ゲイン補助を使いたい」など、実際に変わる作業で説明できます。

音質・遅延を実測した比較ではないため、どれを選んでも音が必ず良くなる、といった推薦はしていません。迷う場合は、録り方からの選び方へ戻って入力を確認してください。

WHERE TO BUY

世代と販売条件を確認して、販売店へ。

掲載価格・在庫は固定表示していません。通常リンクの販売先も含みます。単体・セット、新品・中古、国内保証を購入ページで確認してください。

確認した一次資料

製品仕様・対応環境の確認日:。購入時はメーカーと販売店の現行条件を再確認してください。

  1. Focusrite:Solo 第4世代の仕様(ゲイン・出力・電源)
  2. Focusrite:2i2 第4世代の仕様
  3. Focusrite:2i2 第4世代のハードウェア機能
  4. Focusrite:2i2の4端子とループバックのFAQ
  5. MOTU:M2現行仕様
  6. MOTU:Mシリーズ公式マニュアル(p.7–8、22、27)

実機の音質・遅延を測定した記事ではありません。 用途への適合は、記載した仕様からの編集判断です。