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Volt Gen 2/Max:6機種の選び方

4入力でもマイク4本とは限りません。端子、光拡張、Max処理、モニター出力の違いから、録り方に合う1台を絞ります。

公式資料をもとにした紹介です。実使用・試聴・測定によるレビューではありません。この記事にはアフィリエイト広告を含みます。購入により報酬を受け取る場合があります。

Volt Gen 2とVolt Maxの6機種。マイク入力数や前面操作部の異なるモデルが並ぶ。
Volt Gen 2/Maxの6機種。画像:Universal Audio公式プレス素材。 配布元

先に結論:マイク本数を決め、Maxが必要かを考える

10月1日に発表された新しいVoltは6機種。最初に決めたいのは「同時に何本のマイクを使うか」です。次に、ステレオの鍵盤をつなぐか、録音時にコンプレッションをかけるか、将来デジタル入力を増やすかを考えます。

歌とギター直結ならVolt 1 Gen 2、マイク2本と自動ゲインなら2 Gen 2が候補。4 Gen 2は追加のライン入出力と光入力、Maxは録音時の処理が主な違いです。本体だけでマイク3〜4本を録るなら4P Maxを見ます。以下は公式仕様からの編集判断で、音質の順位ではありません。

本体の入力で、何を同時に録れるか

横にスクロールできます。表にフォーカスすると矢印キーでも移動できます。

機種 本体の同時アナログ入力 候補になる録り方
Volt 1 Gen 2 マイク/ライン1ch+独立した楽器1ch 歌1本とギター直結。ゲインは手動
Volt 2 Gen 2 マイク/ライン2ch マイク2本。Auto-GainとClip Protectionを使いたい
Volt 4 Gen 2 マイク/ライン2ch+ライン専用2ch 歌2本とステレオ鍵盤、将来の光入力拡張
Volt 2 Max マイク/ライン2ch 本体2入力で足り、録音時のMax処理も使いたい
Volt 4 Max マイク/ライン2ch+ライン専用2ch 追加のライン入出力と2組のスピーカー切替も必要
Volt 4P Max マイク/ライン4ch 本体だけでマイク3〜4本を同時録音

Volt 4 Gen 2/4 Maxの「4入力」は、4本のマイク入力ではありません。 3・4番はライン専用です。また、2 Gen 2以上の前面Hi-Z入力は、同じ番号の後面入力を置き換えます。端子の数を足して同時入力数にしないでください。

出力と拡張で違うところ

端子と信号の独立性は別です。特にヘッドホン出力の条件を確認してください。

機種 本体のライン出力 ヘッドホン端子 光入力・MIDI・USBハブ
1 Gen 2 モニターL/R 1 なし
2 Gen 2 モニターL/R 1 なし
4 Gen 2 モニターL/R+ライン3/4 1 あり
2 Max モニターL/R 2 あり
4 Max 計4ch、Main/Alt切替 2 あり
4P Max 計4ch、Main/Alt切替 2 あり

Maxのヘッドホン2端子は同じ信号です。歌う人と演奏する人に別々のバランスを送りたい場合、端子が2つあるだけでは足りません。ConsoleのCueとライン出力を使う構成などを、接続する機材まで含めて考えます。

ADAT入力は44.1/48kHzで最大8ch、88.2/96kHzで4ch、176.4/192kHzで2ch。光S/PDIF入力にも対応します。マイクを増やすには別の対応プリアンプなどが必要で、本体だけで増えるわけではありません。MIDIは3.5mm TRS Type Aなので、5ピンDIN機器に接続するケーブル・変換も確認しましょう。

Gen 2とMax、追加機能に払う理由

1 Gen 2以外はSmart Display、Auto-Gain、Clip Protectionを搭載。ゲイン設定で迷うことが多い人にとって、比較する意味のある違いです。必要な入力数が足りていて手動で安定して録れているなら、これだけで買い替えを急ぐ必要はありません。

ToneはWarmth/Focus/Shineの3種類。1 Gen 2では後面のマイク/ライン側に適用し、独立した楽器入力とは分かれます。Maxの3機種は、Toneの倍音飽和と6種類のコンプレッション設定、Talkbackを追加します。

これらの内蔵処理を含む直接モニターはDAWのバッファーを通りません。一方、DAW内のアンプやプラグインを聴くにはソフトモニターを使います。二重に聴こえないよう、直接モニターとの使い分けが必要です。任意のUAD-2プラグインが本体で動くという意味には扱っていません。

旧Voltからの買い替えで見落としたくないこと

  • 旧Volt 1から: 同時1入力から、歌と楽器の同時2入力へ。ただし旧機のMIDI入出力は新Volt 1 Gen 2にはありません。
  • 旧276などから: 旧76 CompressorとMaxは同じ機能ではありません。旧276は1176由来のアナログ回路と3プリセット。Maxは1176/LA-2A/VCA由来の6プリセットを選べます。
  • 仕様の数字: 新6機種は32bit・192kHz対応。旧機の24bitという表記との違いを、実測した音質改善と読み替えないでください。

録音後に圧縮できればよいなら、まず手持ちのDAWやプラグインで足りるかを考えます。新しい機能が、自分の録音手順のどこを変えるかで選ぶのがよいでしょう。

電源・総額を確認して購入へ

全6機種をどの接続でも無条件にUSBだけで動かせるわけではありません。ホストの供給が不足する場合は別の5V電源が必要です。4 Max/4P Maxは外部電源が付属します。USBハブ側の供給上限もあり、接続機器によって外部給電を考えます。

米国の発表価格はUS$149からですが、日本の現在の税込販売価格ではありません。現時点で国内実売価格と在庫を確認できていないため、機種間の差額を推測して順位は付けていません。購入先では本体価格、必要な電源・ケーブル、ADAT拡張機器まで含む総額を確認してください。

付属FL Studioの3か月利用枠も、期限のないライセンスとは分けます。Scarlett Solo・2i2・M2も候補なら、宅録機材の比較ガイドで必要な入力と機能を照らし合わせてください。

2入力で足りるなら、Scarlett 2i2やM2とも比べる

新製品だけで選ぶ前に、同時に使う入力と追加機能を既存の候補にも照らします。以下はVolt 2 Gen 2との比較で、光入力やMax処理を備える上位Voltの代替比較ではありません。

表は横にスクロールできます。仕様からの比較で、音質や実測遅延の順位ではありません。

比較する点 Volt 2 Gen 2 Scarlett 2i2 第4世代 MOTU M2
マイクを同時に録る 2本 2本 2本
ギター直結 前面Hi-Zが同番号の後面入力を置換 前面ジャックをInstに設定。同番号のXLRと共用 前面コンボ入力が楽器入力にも対応
入力レベルの自動補助 Auto-Gain/Clip Protection Auto Gain/Clip Safe なし。メーターを見て手動設定
MIDI入出力端子 なし なし 5ピンDIN
ADAT入力 なし なし なし

3機種ともアナログ同時2入力です。マイク2本とギター直結を同時に録るには足りません。 Voltと2i2の前後にある端子を足して4入力と数えないでください。

5ピンDINのMIDI機器を直接つなぐ必要があるならM2、入力レベルの自動調整を使いたいならVolt 2 Gen 2か2i2が比較候補です。MIDI端子がない機種でも、USB MIDI鍵盤をPCへ直接つなぐ方法は別にあります。この表だけでVoltと2i2の音質や使いやすさの優劣は決まりません。

なお、2i2のClip Safeは96kHzまでで、176.4/192kHzでは使えません。UAはアンプモデリング用のHi-Z接続で、ゲイン最小・Auto-Gainを使わない設定を案内しています。自動補助がすべての録り方で常に適するわけではありません。ADAT拡張やMax処理が目的なら、上のVolt各モデルの条件へ戻って選びます。

仕様の根拠はVolt 2 Gen 2公式マニュアル、2i2公式ガイド、M2公式マニュアルです。2i2とM2のモニター操作や、1マイクのScarlett Soloも含む違いは3機種の購入ガイドへ。

導入先と購入条件

比較候補の購入先

本文で比較した別製品の販売先です。用途に合う条件と、購入前の注意点から選んでください。

MOTU M2

同時2入力に加え、5ピンDIN MIDI端子が必要な場合の比較候補。自動ゲインやADAT入力はありません。国内保証、付属品、単体・セットの違いを確認してください。

入力とモニターの違い、販売店を比較

イケシブ 楽天市場店

確認した公式資料

価格・付属品・動作条件は変更される場合があります。購入時に公式の現行条件を確認してください。