Airwindows DeRez5:無料の音質破壊エフェクト、形式の違いから選ぶ
10月11日公開のDeRez5は、音を粗く加工する無料プラグイン。Square・Trimの追加と、単体版・Consolidated版の導入条件を整理します。
公式資料をもとにした紹介です。実使用・試聴・測定によるレビューではありません。掲載リンクは通常リンクです。
音をきれいにするより、粗さを作る道具
Airwindowsは2026年10月11日にDeRez5を公開しました。音の解像感を意図的に崩すLo-Fiエフェクトで、シンセやドラムなどの質感を変える用途が候補になります。ノイズ除去や録音の修復を目的に選ぶ製品ではありません。
無料で配布され、ソフトウェアはMITライセンスのオープンソースとして案内されています。有料版の購入や期限付き試用を前提とする紹介ではなく、公式告知から配布先へ進めます。
DeRez4から何が加わったか
従来の周波数を粗くする処理に、SquareとTrimが加わっています。Squareは、点を直線でつなぐ波形から、値を保持する階段状の波形へ変化させる操作です。Brightで角の丸まり方も調整できます。
Trimは単なる出力音量ではなく、入力波形の向きの変化を処理に反映する操作として説明されています。加工の出方が入力素材に依存するため、同じ設定をすべてのトラックへ当てるより、使いたい短いフレーズから調整するのが選び方の入口です。
公式はSquareを0、Trimを1にするとDeRez4相当の動作になると説明しています。旧版の処理を入口に追加機能を比較したい人にも判断材料になります。
単体版とConsolidated版では対応形式が違う
公式告知の単体ダウンロードはAU・VST2です。AirwindowsはMac向けAUと、Mac・Windows・Linux向けVSTを案内しています。VST3を必要とするDAWで、単体版のVST2がそのまま使えるとは限りません。
CLAP・AU・VST3・LV2を使う場合はAirwindows Consolidatedが案内されており、DeRez5はLo-Fiカテゴリにあります。単体のDeRez5と、複数のAirwindowsエフェクトを収録するConsolidatedを区別して選んでください。
必要なのは、選んだ形式を読み込めるホストと、その配布ファイルに合うOS・プロセッサー環境です。告知本文にはDeRez5固有の最低OS版や必要メモリの明記がないため、ここでは数値を補いません。導入時には公式配布先の現行ビルドと、自分のDAWの対応形式を確認します。
買い足す前に、用途と保存を確認する
音の輪郭を崩す加工が必要なら、まずDAW付属のLo-Fi系エフェクトと役割を比べる方法があります。音域を整えるEQや、音量差を抑えるコンプレッサーとは目的が違います。
導入後は短い素材で処理の強さを調整し、オン・オフを近い聴感上の音量で比較します。プロジェクトを保存して開き直し、設定が戻るかも確認してください。操作の目的が違う無料製品は無料プラグインの選び方、ミックス調整の役割はEQ・コンプ・リミッターの比較で整理しています。
入手先は下の公式告知です。単体版とConsolidated版へのリンクが分かれているため、必要な形式から選べます。
導入先と購入条件
Airwindows
確認した公式資料
価格・付属品・動作条件は変更される場合があります。購入時に公式の現行条件を確認してください。