比較

Session HornsとProの違い:4人編成か、楽器を選ぶ編成か

Session HornsとSession Horns Proを、収録楽器、編成、ソロ演奏、フレーズから比較。曲に必要なパートを起点に選びます。

先に結論

  • 通常版はトランペット2本・テナーサックス・トロンボーンの4人編成を起点にする音源。
  • Proは収録10楽器から最大6楽器のセクションを構成でき、各楽器のソロ演奏にも対応。
  • どちらもKontakt Player対応。編成人数だけで音質の上下やCPU負荷を判断しない。

4人のホーンを曲に素早く加えたいなら通常版、楽器を選んで編成やソロを作りたいならProが出発点です。Proの「10楽器」は、10人全員を同時に鳴らすという意味ではありません。収録候補から最大6楽器のセクションを作る仕様です。

購入先と現在の価格は、Session HornsとSession Horns Proで確認できます。ここでは価格差より先に、制作で必要な違いを整理します。

編成を決めてから選ぶ

通常版のトランペット2本、テナーサックス、トロンボーンの4人編成Session Horns:4人編成

基本の組み合わせを使い、伴奏へホーンを加える。

Proは収録10楽器から最大6楽器を選ぶ構成図Pro:10楽器から最大6楽器

編成を変える、各楽器をソロで使う、奏法を選ぶ。

公式仕様を基に音選びが作成。人数は収録・編成の違いであり、音質の評価ではありません。

通常版の基本編成は、トランペット2本、テナーサックス、トロンボーンです。2本のトランペットなどのサブセクションでも使えます。Proはサックス3種、トロンボーン2種、トランペット3種、チューバ、フリューゲルホルンを収録し、楽器ごとのソロにも対応します。

「サビの裏で短いアクセントを入れたい」という場合と、「特定の楽器で独立したメロディーを作りたい」という場合では、必要な自由度が違います。後者は楽器の種類とソロ機能を先に確認してください。

フレーズと自分の打ち込みを使い分ける

両方にAnimatorとSmart Voice Splitがあります。前者は用意されたフレーズを活用する機能、後者は弾いた和音を楽器へ振り分ける機能です。自分で一音ずつパートを書く必要がなくなる、という意味ではなく、アレンジの出発点を作りやすくします。

公式説明では通常版に170以上、Proに200以上のフレーズが案内されています。ただ、数だけで選ぶより、公式デモで自分の曲に近い長さ・テンポ・アクセントを探す方が判断に役立ちます。欲しいのが持続音なのか、短い合いの手なのかを決めてから聴き比べましょう。

Logic内のKontakt Playerに読み込んだ通常版Session Horns。上部にSection Setup、下部にAnimatorが表示されている。
通常版のPerformance画面上部でSection Setup、下部でAnimatorのSong・PhraseやSwing・Dynamic・Timingの操作位置を確認できます。編成とフレーズの設定が一つの画面にまとまっています。音選び撮影・2026年10月16日。Session Horns 1.1.0/Kontakt 8 Player 8.13.1をLogicで起動。音質比較・演奏・負荷測定は行っていません。画面を大きく見る ↗

Proを検討する理由は、足りない楽器や奏法

表は左右にスクロールできます →

作りたいもの 比較の起点
4人編成のまとまったホーン伴奏 通常版の編成とフレーズが合うか
チューバ等、通常版にない楽器のパート Proの収録楽器とソロ機能
複数の編成を曲中で使い分けたい Proの編成設定とミキサー
すでに手持ち音源で必要な伴奏を作れている 買い足して解消する不足があるか

Proの公式ページには奏法の比較表があります。「奏法が多い」という説明だけで決めず、必要な持続音、短音、装飾音などの行を確認します。この記事では実機による音質・CPU負荷の順位付けはしていません。

Kontaktと購入する版を確認する

どちらも無料のKontakt Playerで動く製品として案内されています。フル版Kontaktを別途買うことを前提にする必要はありませんが、現在配布されるライブラリに必要なPlayerのバージョンと、自分のOS・DAWは照合してください。

通常版所有者は、メーカーが案内するProへのアップグレード条件も確認します。新規通常版、アップグレード、バンドル内の収録は別の購入条件です。手持ちのKomplete等の収録一覧も見て、同じ製品を買い直さないようにします。

迷う場合は、曲の中でホーンを入れたい8小節を決め、必要な楽器と奏法をメモします。そのメモを通常版の製品ガイドとProの製品ガイドに照らすと、使わない機能のために上位版を選びにくくなります。

確認した一次資料

製品仕様・対応環境の確認日:。購入時はメーカーと販売店の現行条件を再確認してください。

  1. Native Instruments:Session Hornsの編成・機能・動作条件
  2. Native Instruments:Session Horns Proと通常版の公式比較

ソフトの解析精度・音質・動作速度を実測した記事ではありません。 用途への適合は、記載した仕様からの編集判断です。