大型アップデート · 公式情報の整理

Audacity 4の変更点:新画面と.aup4、更新前の注意

4.0で画面とプロジェクト形式が変わり、9月30日には4.0.1が公開。一部の旧機能とARM版のプラグイン条件も確認が必要です。

公式資料をもとにした紹介です。実使用・試聴・測定によるレビューではありません。掲載リンクは通常リンクです。

4.0は画面と保存形式が変わる更新

Audacity 4.0.0は2026年9月3日、4.0.1は9月30日に公開されました。4.0ではQtベースの画面、作業に合わせたWorkspaces、複数クリップの編集、録音操作の改善などが案内されています。4.0.1では書き出し・保存・変換に関する修正も行われています。

録音済みの声を切り分け、不要な部分を削り、音量やノイズを整える用途のソフトです。MIDIの楽器を並べて曲を作るDAWを探している場合は、制作ソフトの選び方から用途を分けてください。

.aup3から.aup4へ:元のファイルを残す

新しいプロジェクト形式は.aup4です。公式の変更履歴では、.aup3を変換して開くときに元のファイルは変更しない一方、.aup4を.aup3へ戻して保存することはできないと説明されています。

共同編集者が旧版を使っている場合や、以前の環境へ戻す可能性がある場合は、元のプロジェクトを残し、コピーで作業を試してください。必要な音声の書き出しも確保しておくと、ソフトの版に依存しない受け渡しができます。

旧版のすべての機能が揃うわけではない

公式変更履歴は、4.0でMacro Manager、スクリプト用パイプ、Note/MIDIトラック、VAMP・LADSPAなどが未対応であることを挙げています。以前の作業手順にこれらが含まれるなら、画面が新しくなったことだけで更新を決めないでください。

一括処理や外部スクリプトを使っている場合は、自分の必要な機能が現在の版で戻っているかを変更履歴で確認します。一般的なFAQと個別バージョンの情報が異なる場合は、導入する配布版の説明を優先します。

ARM版の「プラグイン非対応」を見落とさない

10月8日に確認した公式配布ページでは、MacのARM64単体DMGとWindowsのARM64版に「No plugin support」と記載されています。これはすべてのMac版やWindows版をまとめた説明ではありません。CPUの種類と、選択する配布版を合わせて確認してください。

公式ではWindows 10・11、MacではmacOS 14・15でのテストを案内しています。Windows ARM64版はWindows 11以降が必要です。使っているOSでの動作と、必要な外部プラグインを利用できる配布版かは別々に確認します。

導入前に短い実素材で確認する

公式ダウンロードページではMuse Hub経由とは別に、直接ダウンロードする方法も案内されています。導入後は短い音声の読み込み、切り貼り、保存、再読み込み、必要な形式への書き出しを試しましょう。重要な制作途中のプロジェクトを最初の動作確認に使わない方が、戻す手間を減らせます。

録音そのものに雑音が多い場合は、ソフト処理だけでなくマイクの距離・方向と接続も確認してください。

導入先と購入条件

確認した公式資料

価格・付属品・動作条件は変更される場合があります。購入時に公式の現行条件を確認してください。